立春 第一候 東風解凍(はるかぜこおりをとく)

日本の美しい四季、折々の豊かな季節は一巡し、明日立春の日を迎えます。

かつて日本では月の満ち欠けを基準とする太陽暦が用いられていましたが

太陽暦では太陽の位置と暦の日付にずれが生じるため生活に必要な季節感を補うため

「二十四節気」が役立っていたそうです。

また、二十四節気のひとつひとつをさらに三区分し、季節の風物を表現したのが

「七十二候」です。こちらは五日単位でその季節の特徴的な自然現象を意味する名前が

付けられています。

明日の立春で、二十四節気が始まり、季節は寒さも峠を越えて春に向かいます。

旧暦ではお正月です。

今日のお昼休みに出雲大社山口分院の節分祭に行って来ました。

皆様にとっても良い一年になりますよう、無病息災を祈願して参りました。

出雲大社出雲大社 梅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注連縄も結構立派です。

紅梅も青空に映えています。

 

 

 

 

日本時間学会
会員 各位
日本語用論学会メタファー研究会が、3月16日に関西大学にて「時間のメタファー」というタイトルの公開研究大会を開きます。
研究会メンバーによる時間のメタファーに関する発表の後,時間に関する哲学と心理学の立場からの講演と,時間のメタファーに関するシンポジウムが計画されています.
日本時間学会の一川誠会長も、心理学の立場からの時間に関する講演を行う予定です。
このイベントについて,時間学会でも広報してほしいと,イベント幹事の鍋島先生(関西大学)から依頼を受けましたので
学会の皆様にもお知らせ致します。
お近くにお住まいの会員様でご興味のあります方は是非ご参加ください!!
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今年の3月で2年目に入るメタファー研究会では、下記手順で第2回研究大会を開催したく存じます。

日時:3月16日(木) 9:30-17:00 +懇親会

場所:関西大学(千里山キャンパス)第1学舎1号館(A棟)A601

流れゆく時間。大切な時間。すべてのものに爪痕を立てて餌食にしてく時間。

時間のメタファーに関する各研究発表の後、時間とは何か、という問題に立ち戻って、哲学の観点、心理学の観点から
ご講演いただきます。
その後、時間のメタファー研究で活躍される3人の講師を中心に時間のメタファーに関するシンポジウムを行った後、
発達との関連から一般的にメタファーを論じていただきます。

スケジュール
9:30-10:00 発表 鍋島弘治朗(関西大学)「人工物と時間のメタファー」

10:00-10:30 発表 岩崎真哉(大阪国際大学)「時間概念再考」 (読み原稿代読)

10:30-11:00 発表 大神雄一郎(大阪大学[院])「日本語の時空間メタファーにおける”動き”と”眺め”の表現について」

11:00-12:00 講演 宮原勇(名古屋大学) 「哲学における時間論の系譜」

12:00-13:00 講演 一川誠(千葉大学、時間学会会長)「時間知覚の不良設定問題と錯覚」

14:10-15:50 時間のメタファーに関するシンポジウム

谷口一美 「時間のメタファーを巡る理論的変遷」

本多啓  「時空間メタファーにおける時間概念の多重性について」

篠原和子 「時間メタファーの言語相対性」

コメンテーター 一川誠、宮原勇、今井むつみ

16:00-17:00 講演 今井むつみ(慶応大学)「語彙習得とメタファー」

 参加は無料です。ご希望の方はホームページから申し込みをお願いいたします。

https://sites.google.com/site/metaphorstudy/home/next/2017m-ii

現在、一部要旨が掲載されています。詳細は順次、アップデートしていきますので、皆様ぜひお誘い合わせて春の関西にお越し下さい。

*このメッセージに対するお問い合わせは、spiralcricket@gmail.com までお願いいたします。

時間のメタファー 

———
【日本語用論学会メタファー研究会 事務局】
〒656-2131 兵庫県淡路市志筑1456-4
関西看護医療大学 鈴木幸平研究室内
日本語用論学会 メタファー研究会事務局
Tel/Fax 0799-60-1206 (ダイヤルイン)

鍋島弘治朗 spiralcricket@gmail.com
鈴木幸平<kohei_s_y@hotmail.com>
大神雄一郎(大阪大学[院])<ohsilly49@gmail.com>

日本時間学会

会員 各位

 

大寒 第七十候 款冬華(ふきのはなさく)

 

冬の寒さも本格的、一年で一番寒い季節を迎えました。

この時期の水は腐りにくくいつまでも柔らかいと言われ、雑菌も少ないため昔から酒や醤油の寒仕込みに使われています。

寒の入りから9日目に汲んだ水のことを「寒九の水」といい、

この水を吞めば長寿を助け、服用すれば薬になると言われていたそうです。

 

会員の皆様に於かれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

本年もどうぞ宜しくお願いします。

 

さて、今年の日本時間学会第回大会発表エントリーについてご連絡を差し上げます。

 

会期:平成29年6月10日(土)~11日(日)

会場:山口学芸大学(山口市小郡みらい町1丁目7-1)

大学HP:https://www.y-gakugei.ac.jp/

アクセス:新山口駅よりJR山口線津和野方面行き2駅目「上郷駅」下車徒歩10分程度

新山口駅からタクシーでも10分程度

大会委員長:三池秀敏理事(山口学芸大学副学長)

 

大会発表申込み(エントリー)締め切り:平成29年4月7日(金)

アブストラクトの提出期限:425日(火)必着

 

発表申込み(エントリー)は学会アドレス宛てメール頂ければ結構です。

mail@timestudies.net

 

アブストラクトの提出等詳細につきましては

 

http://timestudies.net/ にてご確認ください。

 

なお、4月上旬に今年度会費納付書と併せて郵送する「大会参加ハガキ兼委任状」の返送期限は

5月8日となっております。こちらのご投函もお忘れなく。

 

多くの会員の参加をお待ち申し上げます。

 

「時間学」にご興味ある研究者やお友達等がおられましたら、お誘い合わせのうえ、、是非お気軽にご参加ください。

 

また、ご不明な点や質問などがありましたら何なりとご遠慮なくお問い合わせください。

 

日本時間学会事務局

平田

 

 

 

小寒 第六十九候 雉始雊(きじはじめてなく)

 

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


気づけばもう1月も終わりに差し掛かってしまい、
会員の皆様へのご挨拶が遅れまして大変失礼致しました。


 さて、新年早々、会員の入不二基義先生(青山学院大学)より
ラジオ番組出演のご報告がありました。
配信期間が2か月とのことだそうですので、お早めにご視聴いただければ幸いです。
詳細は下記をご参照ください。


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先日(1月10日の夜中放送/収録は12月27日)、ラジオ日本の番組(青学OBの清野茂樹さんパーソナリティーの「真夜中のハーリー&レイス」というプロレストーク番組)に出演してきました。
その本放送と延長戦が、本日からPodcastで公開されていますので、お暇なときにでも聴いてみて下さい。
合わせて30分強くらいのトークです。
番組のブログ(http://blog.jorf.co.jp/bijuuradio/)では、以下のように紹介されています。

・ 「真夜中のハーリー&レイス」(清野茂樹さん)1/10 vs入不二基義(青山学院大学レスリング部部長)哲学とプロレス!今回のチャレンジャーは、青山学院大学レスリング部部長の入不二基義さん。

・ 運動経験がほとんどないまま、51歳でレスリングを始めたという入不二さん。マスターズレスリングの世界、哲学の視点で見えてくるプロレスについて語ります。配信期間は2か月ほどですのでお早めにお聴きください。

http://blog.jorf.co.jp/bijuuradio/2017/01/110vs-f7ae.html
(mp3) http://media.jorf.co.jp/harley/harleyrace0110_002.mp3

・ 「真夜中のハーリー&レイス」(清野茂樹さん)1/10 延長戦! 延長戦!青山学院大学レスリング部部長、入不二基義さん との延長戦。

・ 哲学とプロレスのトークはさらに白熱!入不二さんが大学院生の時に書いたプロレスを哲学的に考察した論文、猪木の呪縛について語ります。プロレスを哲学する延長戦は必聴!
配信期間は2か月ほどですのでお早めにお聴きください。

http://blog.jorf.co.jp/bijuuradio/2017/01/110-595c.html
(mp3) http://media.jorf.co.jp/harley/harleyrace0110_003.mp3

入不二先生写真1

②入不二先生写真
番組出演中の入不二先生


学会会員の様々な活動や研究成果など、情報をお気軽にお寄せください!!
お待ちしております♪
事務局 平田

冬至

第六十五候 麋角解 (さわしかのつのおつる)

麋とは、大型のシカの一種で、一般にヘラジカと言われています。

オスの特徴のひとつに枝分かれした巨大な角がありますが、

角は春に生え始め、冬のこの時期に脱落するそうです。

日本では馴染みが少ないのですが、この七十二候の言葉は中国で

生まれたものも多く江戸時代の日本人は異国の極寒の風情を想像して

楽しんだようです。

クリスマスの大仕事を終え、トナカイさんの立派な角も落ちるのか

知りませんでしたので、サンタさんの国、フィンランドの友人に

聞いてみようと思います。

 

さて、今年も残り少なくなりました。

H28年度ニューズレター2号の発送が終わりました。

既にお手元に届いたかと思いますが、今年の学会の活動について多くを

ご報告しました。なるべく多くの方のお写真も掲載しています。

バックナンバーもありますので、学会へお誘いしたい方等ありましたら

ご遠慮なくご請求ください。
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今年一年、大変お世話になりました。

事務局として行き届かないことも多かったとは

存じますが、皆様のお力で学会運営が活発に

行われたことを心より感謝申し上げます。

 

来年度の大会は、

平成29年6月10日(土)~11日(日)山口学芸大学にて開催されます。

意識と心研究の最前線(仮)として時間学と非線形科学の

交流によるアプローチを企画しております。

ご期待ください!

来年も皆様とお会いできますことを楽しみにしております。

それでは良い年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

日本時間学会事務局 一同

 

 

 

 

学会会員

各位

名古屋市立大学名誉教授の野村直樹先生より、最新の論文についてご報告がありましたので

会員の皆様にご紹介します。

野村先生は今年度の京都での時間学会の折に発表した村中智明さんと一緒に先月の

時間生物学会(名古屋大)でも共同発表しました。

 

最新の論文は、ジャーナルCybernetics and Human Knowingの今月号です。

物理学の松野孝一郎氏との共著論文です。

オープンアクセスで、以下のアドレスよりご覧になれます。

 

http://www.ingentaconnect.com/contentone/imp/chk/2016/00000023/00000003/art00005

 

お問い合わせ先

野 村 直 樹

名古屋市立大学人間文化研究科

〒467-8501名古屋市瑞穂区瑞穂町山の畑1番地 <052>872-5812 (634名誉教授室直通)

http://nomuraoffcampus.com/

 

日本時間学会

会員 各位

大雪 第六十二候 熊蟄穴(くまあなにこもる)

熊が冬眠のために穴に入る時期とされています。

熊の冬眠は比較的浅い眠りで、この間に子を産んで、春には可愛い小熊と一緒に

穴から出てくるそうです。

 

さて、日本時間学会、山口大学時間学研究所、立正大学仏教学部の共催にて、九州大学QRプログラム・シンポジウム『「現在」という謎:時間の空間化とその批判』が開催されます。
12/17(土)-18(日)、会場は立正大学・品川キャンパス9号館B2階1番教室です(予約不要)。

詳細はポスターをご覧ください。

【 シンポジウム概要 】
現代物理学において、時間は「時空間」として空間と同等とみなされ、そこに特別な「現在」の居場所はないように思える。一方、私たちの日常には「現在だけがあり、過去はすでになく未来はまだない」というありありとした実感がともなっていて、「現在」は特別な地位をもつように感じる。本シンポジウムでは、哲学者と物理学者がそれぞれの視点から時間の空間化について論じ、「現在」という謎に挑む。

ポスターはこちら→%e3%83%9d%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc

〈プログラム〉
12/17、14:00~17:30(開場 13:00)
・14:00~14:10 挨拶
・14:10~15:00 物理学における時間~力学・熱力学・相対論・量子論の時間~
谷村省吾(名古屋大学大学院情報科学研究科、量子基礎論)
・15:05~15:55 「運動は分割できない」とはどういうことか~ベルクソンの空間化批判を読み返す~
平井靖史(福岡大学人文学部、近現代フランス哲学)
・16:00~16:50 三世(過去・未来・現在)は存在するか~インド仏教における
「存在と時間」
佐々木一憲(立正大学仏教学部、インド哲学仏教学)
・17:00~17:30 質疑応答

12/18、10:00~16:30(開場 9:00)
・10:00~10:50 ストリングランドスケープとマルチバース
大河内豊(九州大学基幹教育院、宇宙論・素粒子論)
・10:55~11:45 現代物理学において現在主義は擁護しうるか?
森田邦久(九州大学基幹教育院、科学哲学)
・13:00~13:50 タイムトラベルと現在主義
佐金武(大阪市立大学文学部、分析哲学)
・13:55~14:45 時間の非可逆性は実在するか?~ベルクソンとプリゴジンの時間論の検討~
三宅岳史(香川大学教育学部、近現代フランス哲学)
・15:00~16:30 パネルディスカッション

 コメンテーター:青山拓央(山口大学時間学研究所、分析哲学)、
小山虎(大阪大学大学院基礎工学研究科、分析哲学)

平成28年6月26日(日)~7月1日(土)の期間、英国エディンバラ大学で開催された、The International Society for the Study of Time Sixteenth Triennial Conference and the 50th anniversary of the founding of the ISST. “Time’s Urgency”26 June to 2 July 2016, University of Edinburgh, Scotland UK. に日本時間学会からは、椿井真也さん(立命館大学・学振特別研究員)が参加しました。

 

国際時間学会(ISST)2016に参加して

 椿井真也(立命館大学/日本学術振興会特別研究員)

2016年6月26日から7月2日にかけて、英国エジンバラ大学にて開催された国際時間学会(ISST)2016に参加・発表する機会を得たので、この場を借りてその内容を報告したい。

日本からエジンバラへの直行便がないため、私の場合、成田からカタールのドーハを経由するエジンバラ行img_3691きとなったこともあって、現地到着日はエジンバラの街中を散策する余裕もなく、直接エジンバラ大学構内にあるゲストハウスに向かうことになった。初日夜はレセプションで学会参加者やその家族の人たちが久方ぶりの再会を祝福しあう中に、下手な英語ながら会話に参加した初対面の私を歓迎してくれて上機嫌になったこともあって、何杯ワインを飲んだか覚えていないが、ちょうど英国のEU離脱問題の渦中であったことから、この種の政治・社会問題が話題に上っていたことだけははっきりと覚えている。参加者の出身国は、英国や米国がやはり多く、次いでフランスやドイツ、スイスなどで、珍しいところでメキシコなど中南米の方々といった構成だった。日本を含めアジア諸国からの参加者は私一人だけではなかったと思われる(もっとも、アジア系の研究者もいたが、本拠地を米国においている人々だった)。シュタイネック会長に日本時間学会事務局の平田さんから預かっていた日本時間学会の活動内容がわかる学会誌など手渡しして初日は終了した。

 

翌日から5日かけて各自の発表になったが、ISSTは「時間」をテーマに様々なディスシプリンを背景とする研究者が集う学際的な学会という性格上、研究者の専攻領域やその発表内容も千差万別、哲学や文学または社会学、そして物理学や情報科学ないし計算機科学、経済学や生物学や心理学など日本でも馴染みの既存ディスシプリンの研究者が圧倒的であったが、中には米国で特に盛んになっているように思われるフィルムスタディーズの研究者も参加していた(ティータイムで話した女性研究者は、勅使河原宏や大島渚などの作品も研究対象としており、その話で結構盛り上がった)。そこで感じたことは、こうしたフィルムスタディーズの専門家だけでなく、翻訳を通じて日本の文学作品や映画などに親しんでいる欧米の学者が意外に多いということだった。中でも、日本からの唯一の参加者である私を気遣ってくださり色々お世話になったスイスのチューリッヒ大学で研究している女性研究者は、戦争や大地震などの災難を文学がどう受け止めてきたのかということをテーマに、それと「時間」の問題系を絡ませた発表をし、外国の方が日本の惨事と文学とのつながりをどのように感じとっているのか、普段では気がつかない点に蒙を開かされたりもした(そのことで色々質問もしたこともあって、特に仲が良くなり、彼女が贔屓にしている古井由吉の『仮往生伝試文』の初版本を私が持っていたので、帰国後彼女の元に送ったりもした)。                                                  発表の様子 ↓

img_3693 その他にも分析哲学の主題化された問題系を中国哲学や仏教思想との比較から論じる発表や生命科学から「時間」意識の発生を追求する研究の発表など、私の専攻である科学哲学にとって密接に関連する発表もあり、普段つながりを意識しないような発表もあり、興味を広く持っている人ならば相当楽しめた学会ではないかと思われる。特に、それぞれの発表に対して「領域侵犯」おかまいなし、遠慮会釈なく飛び交う質疑の応酬には、それが概して日本の学会にやや欠けている要素ではないかと感じてきた私にとって、新鮮であったことはもちろん、それ以上に羨望の念を持ったことも確かである。日本の学会にも良さはあるが、こういったいい意味での「遠慮のなさ」は、丁々発止やりあうオープンな場において真理を探求していく営みである学問の発展のためには必要不可欠な要素ではないかと、改めて考える契機にもなったことは確かである。

学会4日目に私の発表はあった。The Timeless Theory and Modal Realismと題する、文字通り物理学者Julian Barbourの無時間的時間論の再検討と、当該理論の様相実在論との親和性を論じ、物理学や哲学において主要な論点の一つを形成するPresentismやEternalismの対立を超克する方途を探ろうとする内容の発表であったが、発表の四分の一ほどをBarbourの研究内容を紹介することになったので、特に物理学や哲学における時間論に不案内な研究者の方々から、当日の夕方に講演が予定されていたBarbourの理論の概要がよくわかったとの反応をいただいた。

ただ残念なことに、Barbourの講演は実現しなかった。というのも、Barbourのお連れ合いの御不幸があって講演どころではなくなったからである。Barbourの理論は、私が京都大学に在籍していた頃から研究テーマの一つとして最も関心を抱き、一度社会人になってから再びアカデミズムに戻るまで一貫して論文等を追っかけ続けてきた存在だけに、Barbourに会えなかったことは残念で仕方がない。しかし、御家族の御不幸とあってはやむを得ないことである。代わりに、Barbourと共同で研究しているオックスフォード大学の研究者が急遽講演することになり、Barbourの理論の説明というより、それ以前に物理学が「時間」をどのように扱ってきたのかをニュートン力学から熱力学、相対性理論や量子力学への物理学の発展過程に沿って整理し、それを今日の宇宙論につなげる啓蒙的な内容にとどまっていたが、時々ジョークを飛ばしながらの面白い講演だったのが救いであった。

img_3867 最終日の夜は、ちょっとした晩餐とその後のダンスパーティで、皆が酒が入るたびに益々陽気になってダンスや会話を楽しみながら次回の再会を約束して、日本人の私としては「情熱的な」挨拶を交わして別れを惜しみあった。シュタイネック会長からも、日本の研究者の方々の協力によって、もっと国際色豊かで学際的な大きな学会にしていきたい、との言葉をかけられた。その他の参加者からも、もっと日本から来てほしいとの声もあった。文化的背景の異なる世界中の研究者が一堂に会する機会というのは、そう多くはない。こうした貴重な機会をもっと活用していくことで、自らの研究にとっての新たな刺激としたいという思いを強くする経験であったことは間違いない。(了)

←最終日のバンケットの様子

立冬

第五十五候 山茶始開(つばきはじめてひらく)

秋の爽やかな風や時折の小春日和を感じるうちに、暦の上では“冬”になってしまいました。

今日は立冬、そういえば北海道ではもう雪に見舞われたというニュースを見ましたが

南国沖縄ではまだ泳げる日があるとのこと、改めて日本列島の長さを実感する「今朝の冬」です。

さて、一川会長より新理事の紹介がありますのでお知らせ致します。

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この度、日本時間学会の役員の新体制をスタートするにあたり、

新しく3名の先生方に加わっていただくことになりました。

橋本淳一郎先生と長嶋洋一先生は企画担当、

長谷川貴之先生には編集(学会誌)の理事に就任していただきました。

先生方のご協力を得て、企画、学会誌をますます充実したものにすることを通して、

時間学会の活動を盛り上げるていければと考えております。先生方、よろしくお願いいたします!

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橋元淳一郎理事(相愛大学名誉教授)

最近、大学を定年退職しました。作家と予備校講師は現役です。

これからは電子出版の時代と捉え、悪戦苦闘しながら個人出版を進めています。

時間学会の魅力は、会員の研究分野が多岐にわたり、専門に特化していないところだと思います。

微力ではありますが、三足の草鞋の経験を生かして、少しでもお手伝いが出来ればと思っています。

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

長谷川貴之理事(富山高等工業専門学校)

数学を背景にして,行動科学・神経科学にまたがったフィールドで,時間知覚を対象と

した研究をしています.動物実験によりデータを得て数理モデルを使う,といった物理

学の創成期に相当するような研究をしております.

他の学会では収まり切れない学会員による広範囲なご研究のサポートが少しでもできた

ら,嬉しく思います.勉強不足ですが,どうぞ宜しくお願い申し上げます.

 

 

長嶋洋一理事(静岡文化芸術大学)

メディアアート領域で、作曲・研究・開発・教育などの活動を

進めています。メディアデザインには知覚認知の理解が不可欠

ということで基礎心理学の領域も勉強していますが、どこに

おいても常に「時間」が重要だ、と回帰してくることに驚く

日々です。

なんでもありの凄い時間学会に勉強のために参加していますが、

これまでの経験や関連領域の広さを学会のために少しでも役立てる

ことができれば、と思っています。どうぞ宜しくお願いします。

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新理事3名の今後の活躍に期待しています!!

日本時間学会

会員 各位

処暑 第四十候 綿柎開(わたのはなしべひらく)

「暑さが止む」という処暑。文字どおり暑さのピークは過ぎつつありますが

まだまだ日中の暑さは耐え難いものがあります。

先週は「処暑の会」に参加してきました。老若男女自慢の浴衣姿で集まり賑やかに夏の終わりを楽しみました。

リオオリンピックの日本選手の活躍やメダル獲得にも沸きましたが、

閉会式でのスーパーマリオに扮した安倍晋三首相の姿に、世界各国の友人からのSNSの反響がすごかったです。

さて、

下記の要領で時間学アフタヌーンセミナーin福岡『アンモナイトの死骸は浮くか沈むか?』を開催します。

日時:平成28年11月11日(金)14時00分~16時00分(開場:13時30分)
場所:アクロス福岡 円形ホール(福岡市中央区天神1-1-1)
講師:前田 晴良 先生(九州大学総合研究博物館・教授)
『アンモナイトの死骸は浮くか沈むか?』
「アンモナイトの死後、その遺骸が何故、どのようにして化石として保存されたのか?」という警察の鑑識の目線で行った研究に、海外調査のこぼれ話を交えてお話されます。

共催:公益財団法人 山口大学後援財団
日本時間学会
後援:福岡市教育委員会

ポスターは

アフタヌーンセミナーin福岡2016 チラシをクリック。

皆様のご参加をお待ち申し上げます!