会 員 各 位

日本時間学会では、2018年6月には第10回記念大会を開催します。

これを記念したイベントとして、「日本時間学会」ロゴマークについてのデザインコンテストを開催し、新たに選んだ学会ロゴマークを、学会ホームページ、大会/研究会/シンポジウム/論文集などの出版・印刷物、その他の広報で活用することになりました。

学会設立から10年の歩みと社会的意義を確認しつつ、より社会に役立つ学会を目指して発展するために、「時間学」の知名度向上を支える斬新なアイデアのロゴマークを募集します。

以下募集要項をご参照のうえ、関係者へのご周知を宜しくお願い致します。

 

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【日本時間学会 ロゴマーク デザインコンテスト 募集要領】

 

  1. 日本時間学会とは

 

日本時間学会は、時間学という新たな学問領域の確立を目指しています。

時間学の領域では、文系と理系、基礎理論と応用理論の枠を取り払った融合的な研究が目指されています。たとえば、生物時計のメカニズム、生活のリズムと病気との関連、時間管理の社会政策、文化圏ごとの暦の多様性など、色々な分野の研究を「社会的時間と人間的時間の調和」という視点から体系化する、といった融合的研究が、時間学の領域で進められています。もちろん、哲学や物理学の領域の「時間とは何か」という理論研究や、心理学や脳科学の領域での「時間の知覚」の実験的研究も、時間学の大切な基盤となります。

以下の「日本時間学会ホームページ」にある記録や情報を参考にしてみて下さい。

http://timestudies.net/

 

  1. 募集目的

 

日本時間学会は2009年6月に設立され、2018年6月には第10回記念大会を開催します。

これを記念したイベントとして、「日本時間学会」ロゴマークについてのデザインコンテストを開催し、新たに選んだ学会ロゴマークを、学会ホームページ、大会/研究会/シンポジウム/論文集などの出版・印刷物、その他の広報で活用することになりました。

学会設立から10年の歩みと社会的意義を確認しつつ、より社会に役立つ学会を目指して発展するために、「時間学」の知名度向上を支える斬新なアイデアのロゴマークを募集します。

 

  1. 募集内容

 

(1)「時間」ないし「時間学」をイメージしたマークと、学会名称の「日本時間学会」ないし「The Japanese Society for Time Studies」という文字情報とを組み合わせたロゴマークをデザインして下さい。文字情報は両方を入れてもいずれか一方だけでも構いません。

(2)ロゴマークの大きさ、縦横比は自由で、手描きでもPCを用いたデザインでも構いません。提出作品はA4サイズ(縦横自由)とします。

(3)応募作品は商標登録が可能な、完全にオリジナルで未発表の作品に限ります。

著作権問題等が発生した場合は、応募者が一切の責任を負うものとします。

 

4. 採用デザイン料(1点)

1)   金10万円

2)  高級置時計(セイコーホールディングス(株)提供)

 

  1. 応募資格と応募点数

 

学生、社会人、プロ・アマ、一切、問いません。誰でも応募できますが、

応募点数は1人3作品までとします。

 

  1. 募集期間

 

平成30年1月15日~平成30年3月31日(必着)

4月1日より審査に入りますので締め切りは厳守してください。

なお、締め切り以降に届いたものについては責任を負いません。

 

  1. 提出物と提出方法

 

A4サイズの用紙(縦横自由)にロゴマークのデザインを表現して下さい。

(1)用紙1枚につき1案

・手描き作品の場合には作品をカラーコピーしたもの

・PCのデザインソフトで制作した場合にはプリントアウト

(2)カラー仕上げで提出(裏に名前を記載すること)

(3)作品に添付する別紙(A4サイズ)に以下の必要事項を記載して下さい

1 デザインの説明(100字以内)

2 住所、電話番号(現住所が変わる可能性がある場合は帰省先住所)

3 氏名(フリガナ)

4 年齢・性別

5 所属(学校名・学部・学年、勤務先、「フリー」もOK)

6 e-mail アドレス

※個人情報は本作品の募集以外に使用しません。

 

(4)提出方法

 

郵送または宅配便

 

(5)提出先

 

(時間学会事務局「日本時間学会 ロゴマーク デザインコンテスト」宛)

提出された作品が到着した事を上記e-mailにより事務局からお知らせします。

尚、メールアドレス記載の不備、PCからの受信を拒否されている場合などは

メールが事務局へ戻ってきます。その際はそれ以上のご連絡は致しませんので

ご了承願います。

 

  1. 結果発表

 

時間学会が組織した「ロゴマーク選定審査委員会」(デザイン専門家を含む)による厳正な審査を行い、採用作品決定後、当該応募者に通知すると共に、2018年6月9日(土)~10日(日)に開催される日本時間学会第10回記念大会(千葉大学)において審査結果(採用作品)を発表します。

その後、時間学会ホームページにて発表します。その際は、応募者氏名、所属、作品を掲載して行います。

 

  1. 著作権の扱い

 

採用作品に係る著作権およびその他一切の権利(著作権法第27条、第28条に規定されている権利を含む)は、日本時間学会に帰属します。また、採用作品提出者は著作者人格権(著作権法第18条、第19条及び第20条に規定する権利)を行使しないものとします。

これら権利の譲渡対価はデザイン料をもって充てるものとします。

 

10.その他

 

(1)採用作品を学会ロゴマークとして活用していく際に、必要に応じて加筆・修正や色の変更、文字情報のフォント差し替えなどを行うことがあります。

(2)手描きでなくPCのデザインソフト、例えば”Adobe Illustrator”などを使用した場合には、ロゴマーク部分と文字部分はそれぞれ異なるレイヤーに配置して下さい。採用作品にはこのデザインデータの提出もお願いすることがあります。

(3)応募に伴う住所、氏名等の個人情報は本作品の募集以外には使用しません。

(4)応募に掛かる費用は、すべて応募者の負担となります。

(5)応募作品は返却しません。

以上

【問い合わせおよび送付先】

〒753-8511

山口県山口市吉田1677-1

山口大学時間学研究所内

日本時間学会「ロゴマーク選定審査委員会」宛

E-Mail:logo@timestudies.net

083-933-5439 学会事務局 平田

 

大雪 第六十三候 鱖魚群(さけのうおむらがる)

冬を迎えると海で育った鮭が産卵のため一気に川を遡上し

そのさまは北国の風物詩と言われています。

いよいよ街ではジングルベルの音が賑やかに聞こえ

サンタさんからのプレゼントを求める両親がおもちゃ屋さんに走っています。

 

さて、学会員の野村直樹先生(名古屋市立大学名誉教授)より

標記シンポジウム開催のお知らせがありました。

ご参加宜しくお願いします。

 

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来年3月11日(日)に時間についてのシンポジウムがありますのでご案内します。

学会員の皆さんに回していただけたら幸いです。よろしくお願いします。

               (野村直樹 名古屋市立大学)

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日時 2018年3月11日(日)14:00~17:00  (9:30~自主シンポ)

会場 駒澤大学深沢キャンパス(世田谷区)

詳細は以下からご覧ください。

http://tomishobo.com/naracollo.html

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大雪 第六十一候 閉寒成冬(そらさむくふゆとなる)

本格的な冬の到来を感じる時節となりました。

山口市は12月1日から「クリスマス市」になったようです。

大学正門のクリスマスツリーも点灯式が行われ、

年末に向けて街も賑わいを見せています。

 

さて学会設立時からの古参メンバーである、

坂元一美先生(国際ビジネスコンサルタント・Data Scientist/Machine Learning Engineer)より

最近の研究活動についてご寄稿頂きましたので、

ご紹介させて戴きます。

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It is my pleasure and proud to write this essay for respected members.

I got average score 94.6 @ M.L. of Stanford.

 

I am an international business consultant based in Asian countries, especially Malaysia, Thailand, Singapore, Sri Lanka and South Korea.

I started as an economist of chief research officer at Asian leading bank think-tank, and shifted to a Senior Adviser of Malaysia Government for reforming water works management sector as Financial Engineer.

During this, I got a winning special award for the essay contest by New Technology Foundation in Japan.

Through these my careers, I use Mathematica and Mat lab.

The Machine Learning Lectures of Mr. Andrew NG @ Stanford Univ. by Coursera require Mat lab/Octave skills and applied math knowledges.

I completed and passed every eleven weekend exam by weighted average score 94.6.

After this, I studied and updated useful skills more about ML and Data Science.

Now I am standing at the start line of “Machine Learning Engineer” and “Data Scientist”.

ML engineers and Data scientists are veiled and they themselves do not know outlines of general features about their profiles.

I have one data set about them. According this, their ages are mostly in 20-40 years old. They are mainly from US and India.

Most of their majors are Computer Science, Mathematics and Statistics and various Engineering with bachelor, master or doctor.

They are generally using Coursera or/and Data Camp for basic platform to learn Ml or/and Data science.

By Wikipedia the completion rate of Coursera is 7 to 9 %.

The number of ML/Data scientist’s looks estimated to be about 30,000 to 100,000 at most.

Most of them use R or/and Python. They are daily using Web tool boxes.

 

We can use various machine leaning tools. Deep learning method of famous “Alpha GO” is one of them, classified in Neural Network, which utilizes multiple hidden layers. And we can mix some kinds of ML tools with “Pipeline” and so on.

Today ML engineering and Data science are built in each other because activity fields of these are almost same of information processing.

The abilities of A.I. machines are tested and estimated by Data science and Stats technics.

And Data scientist uses ML technologies for data processing tools like classifiers or aggressors.

I have been interested in Time study subjects since young age. Time is beautiful and strong. So I respect all of this members and I would like to contribute for this society.

The technologies of ML and Data Science give basic supports on various study fields.

I appreciate your reading my essay.

Now promising young persons are gathering in these fields internationally.

It is a great honor to accept any contact from members.

Please contact me through the office if you are interested in this study field.

Thank you.

KAZUMI Sakamoto

Financial Engineer,

International Business Consultant

小雪 第五十八候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)

北風の冷たさが日々はっきりと感じられ、日の落ちる時間も

早くなって参りました。

大学構内の銀杏の木も落葉が目立つようになりました。

 

さて、学会理事でもある長谷川貴之先生が、

今話題の新刊「どうして高校生が数学を学ばなければならないの?」に

執筆されましたのでお知らせ致します。

長谷川先生は、パートⅡ 数学はどこへ広がっていくの?

第7章を担当されています。

山口大学時間学研究所を設立し、「時間学」を提唱された、広中平祐先生に

ついても言及されています。

書店、Amazon などで入手出来ます。

 

長谷川貴之理事(富山高等専門学校教授)

“生命の「時間知覚」は数学で説明できるのか?――学際分野での数学”

〔大竹真一編『どうして高校生が数学を学ばなければならないの?』(大阪大学出版会)第7章〕

ISBN 978-4-87259-554-3 定価1,800+税

長谷川先生からのコメント  *************************************************

大阪大学出版会編集部から受けたものは,「数式を使わないで書くように」という過酷な要望でした.

高校生を主な読者として想定していますが,坂上貴之先生(慶應義塾大学,日本行動分析学会理事長)からは,大学1,2年生にも向いているのでは? とのご感想をいただきました.

日本時間学会の会員の皆様には,「時間知覚」研究案内として,気軽に読んでいただくことができ,解り易いものになっていることを願っております.

また他の章についてですが,みな第一線で活躍している今が旬の書き手によるものです.身内に高校生がいらっしゃる学会員の皆様は特に,回し読みして下さい.若者との間で,深い会話が弾むかもしれません.(長谷川貴之)

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霜降

第五十三候 孁時施(こさめときどきふる)

昼夜の寒暖差が大きくなって、紅葉の見頃を迎えています。

今年はどんな美しい景色が待っているでしょうか?

 

さて、10月13日(金)チューリッヒ大学シュタイネック教授をお迎えして

第3回時間学国際連携会議(神戸六甲会議)を開催しました。

しとしと小雨の降る中、芦屋駅に集合したメンバーは出迎えの橋元理事のご案内で有馬温泉行のバスに乗り、

橋元淳一郎先生のご自宅(芦悠館)に到着しました。

玄関先にはウェルカムボードが飾られ、演奏会が行われるホールやお部屋を拝見し、

2Fのサロンにて、香しい珈琲を戴きながらの格調高い会となりました。

 

出席者は、シュタイネック・ラジ(国際時間学会会長・チューリッヒ大学)

    一川誠(日本時間学会会長・千葉大学)

    橋元淳一郎(日本時間学会理事)

    長谷川貴之(日本時間学会理事・富山高専)

    細井浩志(日本時間学会理事・活水女子大学)

    小山恵美(日本時間学会理事・京都工芸繊維大学)

    森野正弘(山口大学人文学部)

    エムデ・フランツ(山口大学人文学部)

    右田裕規(山口大学時間学研究所)

    平田博子(山口大学時間学研究所・進行、記録))の10名でした。

 

今回の主な議題:

1. ERC欧州研究会議採択プロジェクト「中世日本の時間意識」通称:【TIMEJ】について 

  1)シュタイネック先生より2017年9月13日(水)~15日(金):チューリッヒ大学アジア・オリエント研究所にて開催されたTIMEJ キックオフ・シンポジウムについて報告がありました。

シンポジウムでは、約60名の学内研究者に対して、中世日本の社会における時間意識に焦点を当て、禅・仏教、宮廷女性、市場経済、女性の月経を主題とした研究を行う計画を示し、7人からなる研究グループが4テーマをそれぞれ担当すること等、プロジェクトの詳細を説明しました。

研究会終了後には懇親会が開催され、日本から来訪した藤沢健太時間学研究所長を紹介しました。藤沢所長は挨拶の席上、本プロジェクト開始の祝辞を述べ、また来年度のシンポジウムを山口大学で開催することへの協力を約束し、チューリッヒ大学の副学長をはじめ、各研究者とそれぞれ懇談したことなどが報告されました。

 本会議では、参加者から、シュタイネック先生に研究目的や手法について質問があり、これに対しシュタイネック先生からは、中世の日本の時間がどういう風に記録されてきたのかを綿密に分析をすることがベースとなり、時間に関する表現や生活様式の中の時間から、時間の言及、思想、表現の仕方などを探り、そこにどのような規則性があったのかを研究したいと説明がありました。

参加メンバーからは、中世の範囲に関する質問や、プロジェクト採択の理由などが質問され、研究のアドバイスも含めてアカデミックな議論が交わされました。

 

  2)山口大学で開催されるTIMEJ国際シンポジウムの企画について

   チューリッヒ大学研究プロジェクトチーム7名が 2018年7月29日(日)~8月4日(土)までの1週間山口大学に研究滞在し、8月1日(水)~3日(金)の3日間、国際シンポジウムを実施する。

   これについて、シュタイネック先生より、3日間のシンポジウムではチューリッヒのメンバーが発表で研究紹介をし、質疑応答の時間を長く取ってじっくりと議論がしたい、また滞在中は1日4時間のディスカッションを行い、研究所や大学図書館で資料を読む時間を多く取りたい、さらに2年後のチューリッヒ大学の研究会のあとで、研究成果を1つの論文集にまとめるため、体系的に統一感があり連続性がある研究会をしたいとの要望がありました。また、日本側7名の研究者の候補者について、チューリッヒ大学側で名前の挙がった人物や研究について考察し、推薦出来る研究者の提案などをしました。シュタイネック先生からは、中世の時間意識と農業・軍事とのかかわりについて詳しい研究者について言及があり、それについても議論しました。

さらに、本プロジェクトの全体の枠組みから見て、細井先生から時間のベースである暦のあり方についてアドバイスが欲しいとの要望もありました。

研究所からは森野先生と右田先生を代表とし、森下先生やエムデ先生らも協力してシンポジウムの企画にあたることになり、また、他の参加者メンバーには、このシンポジウムで議論が深まるためのコメンテーターとしての協力を要請されました。

 

2. ISST ロサンジェルス大会 参加企画について

    1)シュタイネック先生より、2019年6月23日(土)~29日(金)の期間、

The Loyola Marymount University in Los Angeles, California にて開催される

  大会の説明があり、「Time in Variance」(時間の多様性)という統一テーマが発表されました。

   文系の研究以外にも、時間のスケールや、空間時間の捉え方など、自然科学の研究の中でも考え方の衝突があり、こういった問題意識を通して深く時間の多様性について掘り下げて行きたいとの趣旨が説明されました。2018年3月31日にエントリー締め切り、6月18日~20日までのISST理事会に於いてプログラムが決定されます。

 

2)日本時間学会および山口大学時間学研究所のパネル企画について

日本時間学会と山口大学時間学研究所が共同してパネルを提供することについて、90分のパネルで3名の発表者、共通テーマの「時間の多様性」を軸に企画を考えること等が確認されました。一川会長からは、日本時間学会理事会でも審議、検討事項とするとしました。

 

3. その他

  シュタイネック先生より、2019年のISSTロサンジェルス大会後の秋、ISSTの理事会メンバーが来日し、日本時間学会との合同理事会を山口大学で行う提案があり、一川会長も理事会に諮り前向きに検討するとしました。 

 

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芦屋駅に集合したメンバー ↑

芦悠館とウェルカムボード ↑    


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TimeJプロジェクトについて説明するシュタイネック先生


ご参加頂いた先生方、遠路各地よりご出席くださいましてありがとうございました。 

また、会場を快くご提供下さった橋元先生、芦屋駅のお出迎えから、中世のお城を思わせる瀟洒な玄関先のwelcomeboard、

エレガントなサロンで頂いた丁寧にドリップされた香り高い珈琲、

奥様とお嬢様によるピアノとヴァイオリンの圧巻の演奏と、何から何まで感激のおもてなしでした。

ご準備から大変だったと思いますが、おかげさまで参加者一同、本当に充実した「時間」を共有出来ました。
本当にありがとうございました
 
この会議のためにわざわざ来日くださったシュタイネック先生を囲んで、「TIMEJ」プロジェクトについてアカデミックな議論が
深く交わされたことも、今回の会議のハイライトであったと思います。
改めてシュタイネック先生のご研究に賞賛の意を表したいと存じます。
 
これを機に、3団体による連携がさらに緊密にかつ円滑に進むことと期待しております。
引き続きご指導ご鞭撻の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
神戸六甲会議の開催御礼を申し上げます。(学会事務局平田)

 

 

学会会員 各位
10月10日発売の『中央公論』11月号に
学会会員である、入不二基義教授(青山学院大学)と認知科学者・今井むつみ教授(慶應義塾大学)との対談が掲載されています。
特集「21世紀の勉強論」の対談記事で、
「レスラー哲学者と注目の認知科学者が教える身体から考える本物の「学び方」(入不二基義×今井むつみ)」
というタイトルです。
なお、2017年11月号(10月10日発売)全体の目次は、
是非書店で手に取っていただければ幸いです。
 
 

秋分

第四十八候 水始涸(みずはじめてかる)

実りの秋の到来、水田に張られていた水を落とし、刈り入れも本番です。

 

さて、日本時間学会も協力した、EPTA最新号、特集「時の軌跡」

が刊行しました。

◎『エプタ』について/2017.9

 


 

日本時間学会からは、一川誠学会長「大人の時間はなぜ短いか―心が感じる時間」、

織田一朗理事の「時計を巡る秘話」を始め、今話題の光格子時計、時計の歴史、

宇宙、哲学、体内時計等、様々な角度から「時間」にアプローチする素晴らしい内容と

なっています。

手ごろなサイズで持ち運びにも便利!通勤や移動の際のお供にもおススメです。

定価は700円、お問い合わせは直接、文化情報誌EPTA編集室まで。

〒160-0022
東京都新宿区新宿5-12-11-903
Tel_03-3350-7232
Fax_03-3350-7826

epta@m8.gyao.ne.jp

※ 目次はこちら ↓

 


 

大暑 第三十六候 大雨時行(たいうときどきにふる)

暑中お見舞い申し上げます。

この時期の雨は台風や集中豪雨、そして夕立。

昨日は関東地方で信じられない量の雨が降ったようですが

一年で一番暑さの厳しく感じられる大暑を過ぎれば、もう来週からは暦も立秋になります。

皆様も夏バテなさらぬようどうぞご自愛ください。

 

さて、

会員の細川瑞彦先生より、放送大学の講義の放送のお知らせがございました。

◎細川瑞彦先生:国立研究開発法人情報通信研究機構理事

専門:時空計測・原子周波数標準

 

放送大学特別講義  「正確な時計は基礎科学 を開く窓」

放映日:平成29年8月25日(金)12:00~ BS放送大学(再放送)
放送大学番組表はこちら↓
http://www.ouj.ac.jp/hp/bangumi/nenkan/bangumi_1/h29/pdf/bangumihyo.pdf
P11の右側中ほどの特別講義自然科学枠にあります。
【講義概要】
時計の精度向上の歴史と、現在の原子時計の仕組み、精度の高さを概観し、
さらにその高い精度が我々の現代生活や、基礎科学に重要な役割を果たして
いることを解説する。日本に現存する貴重なクロノメーターや、日本標準時
を作っている現場、光格子時計の発案者、香取教授の開発の現場なども紹介する。
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ご興味のある方は是非ご覧になってください。
学会事務局

 

日本時間学会第9回大会(平成29年6月11日)に於いて、

北海道大学電子科学研究所長山雅晴教授による特別講演

「皮膚感覚数理モデルへの挑戦」を開催しました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA                               講演中の長山先生

 

先生はこれまで、JST CREST において表皮構造の数理モデルを研究されています。

この数理モデルの応用研究のひとつとして、皮膚に存在している機械受容器機能を数理的に解説する

取組みを行って、機械刺激受容チャンネルのイオン応答特性と神経発火メカニズムとを組み合わせて

数理モデルを構築し、蝕感覚の説明を目指してこられました。

数学、特に偏微分方程式を利用して、生理学を発展させた新しい皮膚科学に関するご講演でした。

表皮細胞の数理モデルを構築することによって、皮膚の回復機能について解明することにつながり、

皮膚の老化現象や皮膚疾患の仕組みの解明が期待できるそうです。

また、講演会場では実際に指先の触覚における錯覚を体験させて下さり、

現在挑戦されている皮膚感覚の数理モデルへの実装の一端を紹介され、

学会員は熱心に聴講しました。

 


時間学公開学術シンポジウム2017

多様な窓からこころを覗くー脳機能、脳構造、心理学から見えてくる心の時空間ー

 

日本時間学会が共催した、『時間学公開学術シンポジウム2017 多様な窓からこころを覗く―脳機能、脳構造、心理学から見えてくる心の時空間―』を下記の要領で開催しました。

講師の先生方をはじめご参加下さった皆さま、会場となった山口学芸大学の関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。
日時:平成29年6月10日(土)14時00分~17時00分(開場:13時30分)
場所:山口学芸大学 A棟4F大講義室
(山口市小郡みらい町1丁目7番1号)
●講師:天野 薫 先生(情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター・主任研究員)
「脳活動を操作して視覚的な意識体験を生み出す脳内メカニズムに迫る」

●竹村 浩昌 先生(日本学術振興会 特別研究員(SPD)
情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター・特別研究員)
「白質から分かる脳とこころの仕組み」

●寺尾 将彦 先生(山口大学時間学研究所・助教)
「心理学から見えてくるこころの時空間」

主催:山口大学時間学研究所
共催:日本時間学会
後援:山口市、山口学芸大学、山口芸術短期大学

 

ポスターはこちらから↓

時間学公開学術シンポジウム2017   PDF

 

 

近年、工学的・数理科学的手法の発達に伴って、脳の活動や構造の可視化技術が目覚ましく発展し、従来では難しかった生きているヒトの脳活動や構造といった状態を客観的に観察することが可能となりました。

脳科学の多くは脳の理解の先にこころの理解をも目指しているしかしながら、脳とこころは深く関連していることは間違いないようですが、脳=こころでは決してありません。

では、脳観測の新しい科学技術はこころや意識といった主観的な体験の科学的理解に何をもたらしてくれるのでしょうか。また、従来からこころを科学的に研究することを目指してきた心理学はこのような急速に発達する周辺科学の中でこころの理解にどのような役割を担うことができるのでしょうか。異なるディシプリンで研究を進める3人の新進気鋭の研究者にそれぞれの研究トピックをご講演いただきました。

 

まず、天野薫先生(情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 主任研究員)のご講演では、ヒトの脳活動を非侵襲的に変化させる方法を用いて脳活動を任意に操作することで変化する主観的体験についての研究をご紹介いただきました。デコーディッドニューロフィードバック(DecNef)と呼ばれる機械学習を利用したニューロフィードバック法を利用して、脳活動を潜在的に操作することによって主観的な体験を変容させる研究が紹介されました。また、脳律動の周波数帯域の一つであるα波を外部から強制的に変調させることにより、α波と関連が深いとされてきたジター錯視と呼ばれる現象が変調されることが報告されました。これらの報告は脳活動を操作することで主観的体験が変化することを見出したものであり、脳とこころの因果関係に迫る発見であると言えます。

次に竹村浩昌先生(日本学術振興会特別研究員SPD 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 特別研究員)のご講演では、MRIを用いた新しい白質計測法と解析法の原理や、それを用いた白質の情報伝達経路の研究が紹介され、脳構造が私たちのこころや健康とどのように関わっているのかについて、専門的な用語を必要以上に用いることなく容易で明瞭な説明でご紹介いただきました。これまで脳構造は死後脳を用いた解剖によってしか観察することはできず、生きている状態での構造の観察はできませんでした。そのためこころと脳の構造との関係はほとんどわかっていませんでした。竹村先生の研究によって今後この二つの関係の詳細が明らかになってくることが期待されます。

右:天野先生 左:竹村先生   ↓

 

OLYMPUS DIGITACAMERA

講演中の寺尾先生 ↑

最後に寺尾将彦先生(山口大学 時間学研究所 助教)のご講演では心理物理学と呼ばれる心理学の手法を用いて、脳内の不安定な時間情報から私たちが実際に感じることができる主観的な「こころの時空間」が作り出される仕組みについての研究が紹介されました。講演では、これまでの脳研究の発展により、脳内ではすでに物理的な環境の時間情報は失われていることがまず紹介され、私たちが主観的に体験している時間は環境の時間でも脳内の時間でもないことが指摘されました。そして、視覚情報処理系に存在する複数の処理経路のうち、過渡的応答を示す経路の活動を選択的に弱めることにより、100ms程度の時間長の見えが短くなる現象が紹介されました。さらに、短い物理的時間を不安定な脳を用いて安定的に知覚するための仕組みとしてベイズ推定を組み込んだ挑戦的なモデルが紹介されました。

 

一般の方々には思っていた心理学とは違ったとの声を多くいただきましたが、そういった方々に基礎科学としての心理学を紹介できたことは非常に有意義であったと思います。

本シンポジウムには、研究者だけでなく一般の方々も非常に多く参加されていました。全く手法の異なる複数の先端研究を同時に紹介するという趣旨の学術シンポジウムということで、どの講演も非常に高度で多くの方々になじみの少ないものであったにもかかわらず、多くの反響があり、会の最後に設けられた質疑応答の時間だけでなく会の終了後にも多くの質疑や議論がなされました。

そこでは、各講演者への個別の質問や議論に加え、こころを理解するにはマルチディシプリナリな手法とそれらから眺めた統合的な視点が必要であることがよくわかったとの声を複数いただくことができました。

このことから、日本時間学会の会員の皆様に複数の分野からある事象を眺める研究領域のあり方の一つを紹介するという本シンポジウムの目的を十分に果たせたのではないかと思われます。

 

会場を埋め尽くした聴衆 ↓