啓蟄

第九候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

地中で冬籠りをしていた虫たちが早春の光を浴び

温もった土を啓き、這い出してくる時期です。

冬にさなぎとなっていた青虫たちも春の訪れとともに美しい蝶に羽化します。

春はもう直ぐ、陽光に誘われて戸外へ出たくなりますね。

 

さて、今年度の大会の概要が決定しましたのでお知らせを致します。

 

 2017年度 時間学公開学術シンポジウム 】

 

「多様な窓から覗くこころの諸相」~脳機能、脳構造、心理物理学による時空間的なこころの理解~(仮)

 

期日:2017年6月10日(土)

会場:山口学芸大学

主催:山口大学時間学研究所

共催:日本時間学会

 

【 企 画 意 図 】

近年、工学的・数理科学的手法の発達に伴って、脳及び神経の活動や構造の可視化技術が目覚ましく発展し、従来では難しかった生きているヒトの脳活動や構造といった状態を客観的に観察することが可能となりました。私たちはしば脳とこころがイコールで結べるかのような感覚に陥りがちですが、その二つはそう単純に結びけることは決してできず、そこには多くの難しい議論があります。では、近年急速に発達した脳観測の新しい科学技術はこころや意識といった主観的な体験の科学的理解に何をもたらしてくれるのでしょうか。また、従来から主観的体験を客観的なデータに変換し、科学的に研究することを目指してきた心理学はこのような周辺科学の中でこころや意識の理解にどのような役割を担うことができるのでしょうか。めまぐるしく発展し続ける科学技術による多様で多角的な窓から覗くことによってこそ見えてくるこころの諸相について、異なるアプローチで研究を進める比較的若い3人の研究者にトピックを提供していただきます。脳活動を操作することによって前後の心的体験が変化する研究、脳構造の可視化技術によって明らかになる空間的に離れた脳部位同士の情報伝達の有り様およびそれらと心的体験との関係、そして神経活動を観察するだけでは理解が難しい時間に関わる心的体験についての心理物理学的研究といったようにそれぞれのトピックが時間に関連の深いものです。加えて全体を通して多視点から多角的にある事象を眺める分野融合的な学問領域の一つのあり方を紹介できればと考えています。

【 講 演 者 】

 

● 天野 薫 

情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 主任研究員。

博士(科学)

専門分野:非侵襲脳機能イメージング法、神経科学

● 竹村 浩昌

日本学術振興会 特別研究員(SPD)。情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 特別研究員。

博士(学術)。

専門分野:拡散強調MRI、トラクトグラフィー、神経科学

● 寺尾 将彦

山口大学 時間学研究所 助教。

博士(心理学)。

専門分野:時間心理学、視覚科学、心理物理学

 

詳細は、4月にメール配信します、学会ニューズレターでご確認ください。

 

また、

6月11日(日)には、特別講演 として、北海道大学電子科学研究所の

長山雅晴教授をお招き致します。

日時:平成29年6月11日(日)13:00~14:00

講演タイトル未定

講師:長山 雅晴

北海道大学電子科学研究所教授

附属社会創造数学研究センター人間数理研究分野

科学技術振興機構CREST

 

こちらも詳細についてはニューズレターでお知らせ致します。

 

多くの学会員の皆様のご参加をお待ちしております。

 

日本時間学会事務局

 

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