平成27年4月15日(水)~17日(金)の期間、英国ケンブリッジ大学で開催された、
WORKSHOP: ‘TIMING DAY AND NIGHT TIMESCAPES IN PREMODERN JAPAN’ に出席してきました。
AT: University of CAMBRIDGE Department of East Asian Studies Fuculty of Asian and Middle Eastern Studies.
Professor MORISHITA (Yamaguchi-University)
研究会のポスターはこちら→Timescapes Poster RevA
日本時間学会からは、森下徹教授(山口大学教育学部)と学会事務局の平田博子が参加しました。
研究会は、江戸以前の日本人の時間意識が、様々な時代を変遷してどのように形成されたかを日本の文学や文献から読み解き、深くアプローチする内容となっていました。
研究会を主宰する、ケンブリッジ大学東アジア中東研究科のBrigitte Steger先生の呼びかけに、Zurich大学、FUBerlin、Sofia大学、Orleans大学、Bucharest大学、Florida State大学など世界中から研究者が参加し、3日間、熱い議論が繰り広げられました。
森下教授は、Timing City life in Edo Japan のテーマで、江戸大名屋敷における時間規律を、毛利藩と鳥取藩の比較を交えて講演し、参加者からの質問に丁寧に答えていました。 また平田は、Time Research Activities in Japanと題して山口大学時間学研究所の研究活動および日本時間学会について説明をしました。

HIROKO HIRATA (Yamaguchi University )
研究会のプログラムはこちら→Timescapes Workshop Programme
アブストラクトはこちら→Timescapes Workshop Abstracts
他の発表でも、源氏物語、枕草子や方丈記、土佐日記などの一節が飛びかい、PPTに映し出された古文書を読みあげる外国人研究者の姿には大変驚かされました。
最終日のディスカッションでは、国際時間学会(ISST)のRaji Steineck会長からも、研究者のネットワークを構築するとともに、日本時間学会や山口大学時間学研究所のメンバーとの研究協力を進めていく提案がなされました。因みに来年度の世界大会は英国エジンバラ大学での開催ということで、是非日本からも参加してほしいとの要請がありました。Raji会長は今年の夏、日本を訪問する際、山口大学へお立ち寄りになりたいということですので、再会を楽しみにしています。
また、山口大学時間学研究所では、日本時間学会との共催企画として、ケンブリッジ大学のBrigitte Steger先生を時間学国際シンポジウム2015のメインスピーカーとして山口大学へお招きし、12月19日にはご著書「世界が認めたニッポンの居眠り」をテーマに一般の方へ向けた基調講演をして頂くことになっています。併せて前日の12月18日にはケンブリッジ大学でお会いした、秋田大学のBen Grafstrom先生や関西外語大のElizabeth Kenney先生も駆けつけ、文学と歴史学から見た日本人の時間意識をテーマにした研究会を森下教授の企画で開催する予定となっています。
研究会に関心のある会員の方、是非ご参加ください。
日本時間学会では、ケンブリッジ大学および国際時間学会との連携を強化し、国際学会へのステップを諮る大変良い機会となりました。
上:各国から集まった研究者たちと記念写真
下:Kings collage



