小雪 第五十八候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)
今年は秋が短く、一気に冬の気配を感じるようになって参りました。
さて、先月学会メールにてご案内致しました、「NHK・Eテレ朝までラーニング!」の放送が迫って参りました。
既にNHKの番組サイトでも情報解禁され、池崎さんや講師の先生方のX(旧Twitter)などでも拡散されております。
本編では「10000分後“時間の正体”を発表するエントロピー池崎」と題して放映されます。日本時間学会からは、会長の一川誠先生(千葉大学)が「感じられる時間の特性」について、会員の平井靖史先生(慶応義塾大学)が「ベルクソンのマルチ時間スケール哲学」について登場します。
是非、ご視聴ください!

 

放送時間:11月24日(日)午前1:00~午前3:00

 

放送に先立って、会員の杉原学先生から参加報告を頂戴しましたのでご紹介いたします。
なお、NHKの担当ディレクターから学会HP掲載許可とお写真のご提供を頂いております。
ご協力誠にありがとうございました。

 

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■【NHK・Eテレ】「朝までラーニング!“時間の正体”発表会」の収録に参加してきました

日本時間学会会員・杉原学

2024年10月18日金曜日。NHK・Eテレ「朝までラーニング!」という番組の収録が、国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。その内容は、「時間の研究者から講義を受けたサンシャイン池崎さんが、その学びを学会発表形式で発表する」という、なかなかトリッキーなもの。池崎さんに講義を行ったのは、日本時間学会の一川誠会長と、会員の平井靖史先生、そして慶応義塾大学の松浦壮先生という、三人の教授陣。サンシャイン池崎さんが「時間三銃士」と呼ぶこの豪華メンバーが、それぞれの専門である「心理学における時間」、「哲学における時間」「物理学における時間」について、当日までに合計10000分のレクチャーをしたそうです。そしていよいよ発表の時間。池崎さんは、「サンシャイン池崎」改め「エントロピー池崎」として登場し、気合いじゅうぶん。三人の教授陣と、その生徒たち、日本時間学会の会員ら総勢21名が、審査員として彼の発表を聞きました。披露された黒板には、彼の手書きの文字がビッシリ。お笑い芸人さんらしく、ちょくちょくどうでもいいネタを挟みながらの発表でしたが、その内容は実に本格的。心理学、哲学、物理学、それぞれの領域を横断しながら、そのエッセンスを見事に説明してみせました。参加者との質疑応答では、サンシャイン池崎さんが思わず「ウッ!」となるような鋭い質問も飛び出しましたが、全力でそれに応えようとする姿に、僕は研究者のあるべき姿を見たような気がしました。三人の教授陣が絶賛し、参加者たちもおおいに感心した、素晴らしい発表でした。さて、収録も終わりを迎えようとする頃、サンシャイン池崎さんが、「とっておきのネタを披露する」と言い出し、突如、自分のヘソを出しました。そこにはなぜか、マジックで栗の絵が描かれているではありませんか。そして彼はヘソを突き出し、こう叫んだのです。「へそくり〜!!!!!!」リアクションに困る参加者たち。その間5秒ほどだったかもしれませんが、居合わせた参加者たちには、まるで30分以上に感じられたのではないでしょうか。「心の時間は伸縮する」という学びを、とんでもない手段で我々に伝えてくれたのでした。

おそるべし、エントロピー池崎。

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白露 第四十四候 鶺鴒鳴(せきれいなく)

9月に入りましたが、猛暑の続く今年の夏、会員の皆様に於かれましては

ご体調に留意されご自愛の程宜しく申し上げます。

さて、今年の大会でも学会発表され、今後の活躍が期待される栁川先生より

コラムを頂戴しましたのでHPにてご披露申し上げます。

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栁川耕平(やながわこうへい)と申します。

現在は立命館大学の衣笠総合研究機構という機関で研究員をしています。哲学を研究していて、なかでも現象学が専門です。

私が初めて時間学会に参加したのは2017年の第9回大会、博士課程二年目のときでした。漠然と、「哲学の人だけではなく、いろんな分野の人と時間の話がしたい」と思い立ったのがきっかけです。特に誰かの紹介もなく、ネットで時間学会のWebページを見つけ、ごく軽い気持ちで参加しました。

時間学会の魅力は、様々な、しばしば自分の分野とは直接的には関係のない研究に触れることができることだと思います。もちろん、聞いた発表がすべて直接的に直ちに自分の研究の役に立つというわけではありません。しかし、哲学とは異なる目線に触れることで、時間に対する見方が豊かになっていると実感しています。聞いたことも考えたこともないような話を聞くことで、時間という事象を考えるための「普段は使わない筋肉」を動かされるように感じるのです。これは時間学会以外ではなかなか得難い経験ではないでしょうか?そういうわけで、新しい刺激を求めて毎年参加しています。

今年の大会では他の研究を聞くだけでなく、自分の研究、空腹の現象学的な考察について発表させていただきました。主張をかいつまんで言えば、空腹にはある種のリズムがあって、このリズムを持った空腹に対処するなかで、われわれの生には空腹のリズムが刻印されるのではないか、という内容でした。当日はフロアからも、発表後も、たくさんの質問を頂き、これから考えなくてはならないことや考えたいことをたくさん持ち帰ることができました。今回の発表した内容は、哲学のなかで考えるだけでは不十分な問題だと感じていたので、様々な方向からの意見や質問を受けることができ、とても満足しています。

研究を始めて間もない頃は、どうしても自分の分野に閉じこもってしまいがちです。もちろん、専門にとことん打ち込むことは必要で重要なことです。しかし専門に打ち込むのは、その後研究を広く展開していくための土台作りのためであるはずです。そして、研究を広く展開していく予定があるのなら、他の分野について耳学問的にでも知っておくのは有益ではないでしょうか?「時間」はとても巨大で複雑な問題です。どれか一つの分野だけでこの問題に対処するのは不可能でしょう。そう考えると、様々な立場の研究者が様々な角度から時間について議論している時間学会は、刺激的なだけでなく、時間について考えるのに最適の場なのではないでしょうか?

何が言いたいかというと、学会員の皆様、これからも時間について熱く議論しましょう。そして、時間について研究しているけどまだ時間学会に入っていない皆様、是非時間学会にいらしてください。(栁川耕平)

 

発表中の栁川耕平先生 ↓     時間学研究所の小山虎先生と ↓

日本時間学会では様々な研究分野の研究者が研究領域の垣根を越えて

交流しています。研究者以外の一般の在野の会員も在籍しています。

学会活動に興味がある方はどうぞご連絡ください。

学会事務局

日本時間学会会員および企業会員
各位
平素より日本時間学会の活動にご尽力賜り感謝申し上げます。
連日、熱中症・猛暑日警戒アラートが発表されていますが
皆様は如何お過ごしでしょうか?
さて、本日は会員の皆様に来年度大会の開催地が決定しましたので
お知らせ申し上げます。
          記
日本時間学会大会第17回大会
開催日:2025年6月14日(土)15日(日)
開催地:活水女子大学(長崎市東山手町1-50)
実行委員長:細井浩志理事(活水女子大学教授)
同時開催の山口大学時間学研究所主催「時間学公開学術シンポジウム」につきましては
現在放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」にも登場している「陰陽師」がご専門の細井理事を中心に企画が進んでいますので
詳細が決定しましたら学会HPにて告知致します。どうぞご期待ください!
また、大会発表をお考えの会員はご準備を宜しくお願い致します。
多くの会員様のご参加を期待しております!
お盆を過ぎたとは言え、まだまだ暑い日が続いております。
皆様くれぐれもお身体ご自愛ください。
学会事務局

会員の梅村麦生先生(神戸大学)から下記の催しにつき、お知らせがありましたので、掲出いたします。

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8月30日(金)に「社会の時間」研究会と神戸大学異分野共創研究ユニット「『文化交渉学』創出にむけた研究ユニット」の共催で、

公開研究会「現代人の生と時間」を開催いたします。

http://www.lit.kobe-u.ac.jp//event/2024-08-06-01.html

ポスターはここをクリック

対面およびオンラインで参加可能ですので、ご関心のある方は添付の開催情報を確認のうえ、 ぜひご参加ください。

何卒よろしくお願いいたします。

梅村麦生

*台風10号の接近にともない、本公開研究会は全面オンラインでの開催に変更いたしました。(2024.9.11追記)

日本時間学会第16回大会(愛知淑徳大学星が丘キャンパス)は無事に閉会致しました。

ご参加くださった会員の皆様、プログラム広告にご協賛くださった企業会員の皆様、

ほんとうにありがとうございました。

また、今大会の実行委員長を務められた愛知淑徳大学の長谷川貴之先生、

副委員長の政倉裕子先生、そして学生スタッフの皆様、本当にお世話になりました。

皆様のおかげでスムーズかつ、活発な学会が開催出来ました。

心より御礼申し上げます。

また、当日、会の活動に興味を持たれて飛び入り参加して下さった研究者の方々、

是非、入会申請をお待ちしておりますので宜しくお願い致します。

学会事務局

 

大会参加者の集合写真 ↓

同時開催の時間学公開学術シンポジウムの様子 ↓